米ニュージャージー州エジソン
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(ビジネスワイヤ) — J・M・フーバー・コーポレーションは本日、フーバー・エンジニアード・マテリアルズ(HEM)のシリカ事業を世界的なスペシャルティケミカル企業のエボニック インダストリーズに売却することで最終合意を締結したと発表しました。
本取引には、HEMの北米、欧州、アジアのシリカ部門が含まれます。本取引が完了するまで、シリカ部門はHEMの一部として事業を継続します。2016年のフーバーのシリカ事業の売上高は3億ドル弱、調整後EBITDAは約6000万ドルと予想されています。
シリカ事業の売却は、難燃剤、重質炭酸カルシウムを含むHEMの他の事業部門には影響を与えません。
フーバーのマイク・マーベリー社長兼最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「シリカは1950年代からフーバーの一部門として存続しており、エンジニアード・マテリアルにおける当社の世界的な拡大を先導してきました。長期にわたって維持していた事業を手放すことは簡単なことではありませんが、当社シリカ事業のお客さまと従業員にとって、エボニックが素晴らしい会社となることを期待しています。」本取引は政府の認可を必要とし、2017年下半期中に完了する見通しです。
マーベリーはさらに次のように説明しています。「取引が完了すれば、フーバーは今回の売却による受取金をスペシャルティ製品の品ぞろえの一段の強化を目的に当社の中核事業であるエンジニアード・マテリアル事業への戦略的な投資に充当する予定です。」
フーバーのシリカ事業の統合により、エボニックは北米とアジアを中心に基盤を拡大させることができます。エボニック取締役会会長のクラウス・エンゲルは、次のように述べています。「フーバーのシリカ事業の取得により、当社の成長分野であるリソース・エフィシェンシー部門が著しく強化されます。さらに、エボニックの戦略的な企業ポートフォリオを構築する機会となります。」
フーバーのシリカ事業は口腔ケア向けを主力としています。これまで、エボニックのシリカ事業は例えばタイヤ業界や塗料業界など、工業向けが中心でした。この2つの組織の統合により、世界中の顧客により良い商品・サービスを提供できるグローバルな総合シリカ事業が誕生します。
本取引では、バンクオブアメリカ・メリルリンチ、モーリス・アンド・カンパニー、ジョーンズ・デイがJ・M・フーバーの代理を務めました。
J・M・フーバー・コーポレーションについて(www.huber.com)
米ニュージャージー州エジソンに本社を置くJ・M・フーバー・コーポレーションは多数の企業を運営し、その中心は工学材料事業です。1883年に設立されたフーバーは、今日では同族会社として米国最大級の規模を誇ります。多角的な多国籍企業であるフーバーは、難燃剤および発煙抑制剤、パーソナルケア、食品、飲料、医薬品、建築資材など、消費者・工業用に幅広く使用される製品を生み出しています。
フーバー・エンジニアード・マテリアルズについて(www.hubermaterials.com)
米ジョージア州アトランタに本社を置くフーバー・エンジニアード・マテリアルズは、工業用および消費者向けの広範な製品の性能、外観、加工性を向上させる特殊化学品に傾注する世界的企業です。無機物質に関する専門知識を持つ当社は、特殊シリカおよびケイ酸塩、アルミナ三水和物、水酸化マグネシウム、モリブデン化合物、工業用/食品用/USPグレードの炭酸カルシウムなど、高価値製品のポートフォリオを有しています。
エボニック インダストリーズについて(www.evonik.com)
エボニックはスペシャリティケミカルの世界的リーダーのひとつで、世界の100カ国以上で事業を展開しています。2015年度の従業員数は3万3500人を超え、売上高は約135億ユーロ、調整後営業EBITDAは約24億7000万ユーロでした。
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